デザインツールFigma、ついにIPOへ
世界中のデザイナーやエンジニアに広く利用されているデザインツール「Figma(フィグマ)」が、いよいよ株式を公開し上場企業となる予定です。2025年7月末から8月初頭にかけてニューヨーク証券取引所(NYSE)で取引が始まる見込みで、ティッカーシンボルは「FIG」とされます。
(本記事は、公開情報に基づく分析および筆者の見解を示したものであり、その正確性や完全性を保証するものではありません。株価や企業の将来を保証せず、また特定の政治的立場や政策を支持・推奨する意図も一切ありません。投資判断や経済的判断は、ご自身の責任で行ってください。)
目次
Figma、ついに上場
Figmaってどんなもの?
Figmaの評価額はどのくらい?
今後の成長と課題は?
新機能追加のお知らせ🎉
Figma、ついに上場
Figmaはクラウド型デザインツールを提供する企業として急速に成長してきました。主な用途はアプリ開発やウェブサイト制作で、マイクロソフトやUberといった世界的企業にも導入されています。
2022年にはAdobeによる約200億ドルの買収提案がありましたが、欧米の規制当局が競争制限を理由に反対したため、取引は中止となりました。その後Figmaは独立企業としての成長を継続し、資金調達の手段としてIPOを選択しています。調達した資金はAI機能の強化や新しい開発ツールの投入、さらにブロックチェーンを活用した新技術の研究開発など、次世代分野への投資に充てられる見込みです。
上場の正式なスケジュールは、2025年7月1日に米証券取引委員会(SEC)へ目論見書を提出し。今月7月に公開価格を決定し、その直後に取引を開始する見通しとなっています。
Figmaってどんなもの?
Figmaは2012年にディラン・フィールド氏とエバン・ウォレス氏によって設立されたクラウド型デザインプラットフォームです。
最大の特徴は、ブラウザ上で動作するため専用ソフトをインストールする必要がなく、インターネット環境があればどこからでもアクセスできる点です。複数メンバーが同時に1つのデザインファイルを編集できる仕組みを備え、しばしば「Googleドキュメントのデザイン版」と表現されます。
そんなFigmaですが、私たちWoodstockのアプリ開発にも導入されており、欠かせないデザインツールとなっています。最近リリースされた新機能もこのFigmaで作られています!
FigmaはUI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザー体験)の設計に欠かせないツールとして普及しました。現在では世界で月間1,300万人以上が利用し、そのうち約3分の2はデザイナー以外の職種、例えばプロジェクトマネージャーやエンジニア、マーケティング担当者です。米国の大企業500社のうち約95%がFigmaを利用しており、デザイン分野の標準的なツールといえる存在になっています。
Figmaの評価額はどのくらい?
今回のIPOでは約3,700万株を1株25〜28ドルで売り出す計画で、最大約10億ドルの資金調達が見込まれます。想定される完全希薄化後の時価総額は約136億〜165億ドル(約2.2〜2.5兆円)となり、2024年時点の125億ドル評価から大きく上昇します。
この資金はAIや新サービス開発、海外展開、さらにはブロックチェーン技術を用いた取り組み(ビットコインETFへの投資やブロックチェーン株式の発行準備など)にも充てられる見込みです。
成長を支える力強い業績
Figmaの業績は堅調です。2025年第1四半期の売上は2億2,820万ドル、第2四半期は約2億5,000万ドルと、前年同期比で40%前後の成長を維持しています。
以下はFigmaの年間売上高の推移です。
2018年にわずか400万ドルだった売上は、フリーミアムモデルとリアルタイム共同編集機能の強みを武器に急成長し、2019年1,500万ドル、2020年4,000万ドル、2021年9,500万ドルと毎年倍々ペースで伸びています。コロナ禍のオンライン需要でFigmaは広がり、2022年のAdobeによる買収提案発表によってさらに大きな注目が集まりました。
そしてFigJamの登場や大企業への導入拡大をきっかけに2022年には5億500万ドル、2024年には7億4,900万ドルと一気に桁違いの規模に成長しました。
2025年はすでに第1四半期だけで2億2,820万ドルの売上を記録しており、年間9〜10億ドル規模に達すると見込まれています。
テック企業のIPO市場は2021年末以降、金利上昇や景気後退懸念で停滞していましたが、今年に入りCoreWeaveやChimeなど有力企業の上場が相次ぎ成功。投資家の意欲が回復する中、FigmaのIPOも市場の追い風を受ける格好となっています。
今後の成長と課題は?
Figmaは「製品そのものが最大のマーケティング」と評され、口コミやチーム内での自然な広がりによって普及してきました。AI機能やクラウドの強みを生かし、今後さらにユーザー層を拡大する可能性があります。
一方で、AIを活用する競合の台頭や、研究開発投資の増加による収益性の課題も指摘されています。2024年には赤字が拡大した時期もあり、今後は成長と収益性のバランスが注目されます。
それでも現時点で同社は約15億ドルの現金・証券を保有し、負債も少なく健全な財務基盤を維持しています。上場後はこうした基盤をもとに積極的な開発投資や市場拡大が見込まれ、日本を含む世界各地で存在感をさらに高めていくと期待されています。
参考文献
https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1579878/000162828025033742/figma-sx1.htm
https://www.cnbc.com/2025/07/21/figma-ipo-software-value.html
https://www.fool.com/investing/2025/07/24/the-figma-ipo-is-coming-but-can-it-justify-its-val/
https://getlatka.com/blog/figma-revenue/
新機能追加のお知らせ🎉
woodstock.clubにまた新機能が実装されました!米国株関連のニュースをストーリー機能によって読むことができるようになりました。これにより、米国株式の情報をより手軽に手に入れることができるようになります。
ニュースにはそれぞれ関連する銘柄が表示されるため、新しい関連銘柄を見つけるヒントにもなります!是非アプリを開いてチェックしてみてください!
動画クリエイター大募集します!!🎥📱
200円からの米国株投資アプリwoodstock.clubの拡大に向けて、動画コンテンツ(主にソーシャルメディア用)を作ってくださる方を募集します。(報酬あり)ご興味がおありの方は、以下フォームにてご応募ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSemtXEV2dxjTC6y9MeMUMd2XlDJXZVEMBa-NMgPJl5z1sJAYQ/viewform
投資×SNSで米国マーケット情報をゲットしよう!
「投資はまだ勉強してから...」と勉強をしっかりしてから取り掛かろうと思っていたら一年が終わっていた...という方も多いかと思います。投資って難しそうだし、損をしたくないという思いからそのような決断になるのは当然です。
しかし、投資に関して気軽に質問できる場があればそのハードルは大きく下がるのではないでしょうか。
woodstock.club(ウッドストックアプリ)を活用すれば、米国市場に関する情報を集めると同時に、実際に米国株を200円からコツコツと始めることができます。
米国市場に参加している投資家たちの生の声を聞けたり、トレンドを抑えることができます。
さらに、ウッドストックアプリではリアルタイムに他のユーザーの売買をチェックすることができます。この機能を使えば、まさしく「今、この瞬間何がトレンドなのか」が一目でわかります。
ウッドストックアプリは、以下のような特徴があります。
200円という少額で始めることができる。
SNS機能でリアルタイムな意見を集められる
他のユーザーがどんな株を売買しているのかリアルタイムで確認できる
他のユーザーのポートフォリオをチェックできる
ユーザーの半数はZ世代 などなど他にも盛りだくさん!
弊社のwoodstock.club(ウッドストック)アプリは無料で始めることができ、口座開設もたったの2分ちょっとで完了します。
新しいことを始めたい!と思っている方は、是非チェックしてみてください👇