ブロードコム OpenAIと提携か 株価は9%急騰
「次のエヌビディア」として世界の投資家やテック業界から関心を集めているのが、米半導体企業ブロードコム(Broadcom)です。同社は、OpenAIとのパートナーシップに関する報道が話題となり株価は約9%急騰しました。
(本記事は、公開情報に基づく分析および筆者の見解を示したものであり、その正確性や完全性を保証するものではありません。株価や企業の将来を保証せず、また特定の政治的立場や政策を支持・推奨する意図も一切ありません。投資判断や経済的判断は、ご自身の責任で行ってください。)
目次
OpenAIと手を組み、AI半導体を共同開発か
業績・株価ともに急成長、時価総額は200兆円超に
タンCEOの巧みな経営戦略と国際的な影響力
ブロードコムは次のNVIDIAとなるか
OpenAIと手を組み、AI半導体を共同開発か
報道によると、OpenAIとブロードコムはAI向けカスタム半導体を共同開発し、量産を進める計画にあるとされています。NVIDIA一強のAI半導体事業に本格参入する形になります。
こうした報道を受け、ブロードコムの株価は5日約9%の急上昇が見られました。
また、アナリスト評価では「強い買い」という評価となりました。
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この機能により、米国の金融メディアBenzinga(ベンジンガ)による「アナリスト評価」をメーターでわかりやすく確認できます。
今回は「強い買い」を指しているため、多くのプロが「買い時」と判断しているサインとなります。
アナリストによる評価はあくまで参考指標です(今回の場合29人によるアナリストによる評価)。この指標は特定の株価を推奨するものではありません。投資判断はご自身でお願いします。
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OpenAIはみなさんご存知、ChatGPTを開発・運用する企業です。ChatGPTの運用には高性能な演算処理を可能にする専用チップが必要不可欠です。これまでは主にNVIDIA製のGPUに依存してきましたが、近年の需要急増により、供給不足や価格高騰といった課題が深刻化しています。
OpenAIはNVIDIAへの依存を減らすため、独自のAIチップ開発に着手。報道によれば、過去にGoogleなどで経験を積んだ技術者を採用しており、ブロードコムとの共同設計プロジェクトも進行中とされています。
初期の報道によれば、共同開発されたチップは2026年5〜7月期にもデータセンター向けに導入が始まる見通しです。実際の製造は台湾のTSMC(台湾積体電路製造)が担当し、設計完了後に生産を開始する計画です。ブロードコムはこのプロジェクトでOpenAIから総額100億ドル(約1兆5000億円)超の受注を得る見込みであり、同社にとって過去最大規模の案件になるとみられています。
業績・株価ともに急成長、時価総額は200兆円超に
OpenAIとの提携報道に加え、全体的なAI需要の高まりも追い風となり、ブロードコムの業績にも期待がかかっています。最新の決算(2024年5月〜7月期)では、AI向け半導体の売上高が52億ドル(約7700億円)に達し、前年同期比で63%の大幅増加を記録。売上全体の約33%を占めるまでに成長しました。
将来的な売上見通しについてもポジティブな見方が示されており、CEOのホック・タン氏は「2026年度のAI関連売上は、従来予測を上回る水準になる可能性がある」と述べています。さらに、次の四半期(2024年8〜10月期)も売上高は174億ドルに達する見込みで、前年同期比で24%増とされています。
ブロードコムの時価総額は1兆4000億ドル(約200兆円)を突破し、時価総額においてエヌビディアに次ぐ世界第2位の半導体企業となりました。
タンCEOの巧みな経営戦略と国際的な影響力
このようにブロードコムを成長へと導いているのが、ホック・タン(Hock Tan)最高経営責任者(CEO)です。マレーシア出身のタン氏は、半導体業界では「買収の名手」として知られており、冷静かつ戦略的な手腕で数々の企業を率いてきました。
彼が元々率いていたのは「アバゴ・テクノロジー(Avago)」という企業でしたが、2016年にブロードコムを買収し、社名を変更。以降も数々のM&A(合併・買収)を成功させ、企業規模を拡大してきました。
近年では、2023年にクラウド関連企業VMウェアを買収。その際には、中国政府の独禁法承認を得るために習近平国家主席との夕食会にも出席するなど、政治面でも強い交渉力を発揮しています。
また、トランプ政権時代には、アメリカ政府の支持を得るために登記上の本社をシンガポールからアメリカに移すと発表したこともあり、政府との関係構築にも長けています。
先週の決算説明会では、「少なくとも2030年までCEOを続ける」と発表し、今後も長期的に同社を率いていく姿勢を明らかにしました。
このような強いリーダーシップのもとで、ブロードコムは今後も半導体業界のトップを狙うポジションを維持していくと考えられています。
ブロードコムは次のNVIDIAとなるか
これまで、AI半導体市場ではエヌビディアが圧倒的な地位を築いてきました。しかしこれまで述べたように、一企業への依存への弊害も起きてきました。そこで、ブロードコムは“第2の選択肢”としての需要が急速に高まっています。
こうした中で、特注型のAI半導体開発を武器に、OpenAIのような大型顧客を獲得したブロードコムは、まさに時代のニーズに応えた存在といえるでしょう。
今回の発表はいわゆる転換点と言えるかもしれません。
タンCEOの経営力もさることながら、今後も目が離せない企業と言えるでしょう。
参考文献
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN05D9Z0V00C25A9000000/
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN021EJ0S5A900C2000000/
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-09-04/T2329NGOYMU100
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